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まちの達人

今月は、注文服にこだわり続けて59年。注文服の達人高村義一さんを訪ねてきました。

上大岡駅より徒歩5分ほど。静かな佇まいで、人情味溢れる上大岡グリーン通りに店を構える高村さん。
紳士・婦人の注文服専門店として昭和20年より営業を続けている。最近は少なくなった、こだわりのテーラーについて伺ってきました。


達人インタビュー

オーダースーツというとかなり高価なイメージがありますが。

注文服というと高いといった声をよく聞きますねね。
「テーラータカムラ」では服地代と仕立代を含めて39,000円(税込み)からお求めいただけます。責任を持ってお客様に提供できる限界の金額が39,000円(税込み)という事です。売れ筋の価格は6万円前後ですね。
お客様一人一人の体型が違うだけでなく、猫背の方や反身体の方、撫肩や怒肩などの方でも体型補正をしていますので、すべて満足いただけるのが注文服です。

現在も実際に洋服の仕立てをされているのですか?

私自身は、洋服技能学校を卒業してから、20年ほど前までは、職人として仕立てをしていましたが、時代の流れというか、コストが合わなくなり、良いスーツを安く提供できなくなったので、現在は専門の業者さんにお願いしています。
しかし、オーダースーツは採寸だけでもかなり難しく、きちんとした仕事をするには20年や30年はかかるでしょう。実際に縫製をしなくてもプロとして注文服にこだわっています。


ユニークな活動をされていると伺いましたが。

Japan Emblem Tailors Club(ジャパン・エンブレム・テーラーズ・クラブ)といって、関東13のテーラーの店主が集まって組織したグループです。加盟していた全国組織の、ボランタリーチェーンが4年ほど前に解散したのがきっかけです。
注文服に熱心な仲間が集まって、主な活動や勉強会を開いたり、情報交換をしています。
また、 自分たちで洋服を作って、モデルさんに来てもらって写真撮影会を行いパンフレットやポスターを作ったりしています。つい先日も撮影会を行ってきましたよ。
モデル以外はすべてメンバーでやっているので、僕も車で機材を運搬したりレフ板なんか持って撮影に参加していますよ(笑)
ただ撮影は夏に冬服、冬に夏服をやるので、モデルさんは大変ですがね。
 

全国でもこういった活動をしているグループは例がないと思いますね。
ポスターやスタイルブック、パンフレット、ポストカードなどもすべて手作りで作っています。
また東京の問屋さんがわざわざ足を運んでくださるのも、こういったグループで活動を積極的に行っているからなんだと思います。

このお仕事をされていてヨカッタ!と感じるときはどんな時ですか?
それはもうやっぱり、お客様が仕上がった洋服に袖を通されて、「作ってもらってありがとう」「フィット感がいいですね」なんて言葉を頂いたときは本当に嬉しいですね。
また、 テーラーズ・クラブの活動では、熱心な仲間たちから刺激をうけて元気になれるの事が楽しいですね。
   
上大岡のひまわり寄席の活動もお忙しいようですね。

おかげさまで毎回好評をいただいています。
5年前から始めて、今では世話人も20名まで増えました。年に4回、ひまわりの郷で寄席を行っていますが、観客の方も最近は大勢お見えになっていただいてます。
やはり生の寄席は違いますよ。
毎回来てくれている人で、この寄席がきっかけで熱中して、自分たちのマンションで同好会を作って楽しんでいる方もいらっしゃいます。
いろんな仲間と友達になれるのが楽しいですよ。
また、再開発が進みだす随分と前からまちづくりの活動を行ってきました。このあたりはすっかり取り残された感じですが、自分たちのまち、上大岡が少しでも良い街になればと活動しています。

ひまわり寄席


オーダーメードの洋服を仕立てて58年。「探すより創るオーダーメイド」もモットーに、安い価格で提供しながらも、オーダーメイドスーツにこだわり続ける高村さん。
穏やかなまなざしと細かい気配りは、これまで59年の歴史を裏付ける職人の証しであるように思う。
本業以外でも、商店会活動や、ひまわり寄席など地域とのつながりも大切に上大岡を見続けて欲しい。

[インタビュー] さいとう


達人のお店紹介

達人 テーラータカムラ
 高村義一

ご注意
2005年に閉店されました。


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