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みんなの思いを、子どもたちへ届けます。


【ころBOXレポート】



 「あなたの思いを、届けます」をキャッチフレーズに、県内はもとより多くの人びとから寄付を募り、子どもや若者の生きる力を育むNPO活動へ届ける神奈川子ども未来ファンド。今回は、神奈川子ども未来ファンドが主催する2009年度助成贈呈式・報告会に参加してきました。
私だったら「どんな“思い”で寄付をすることができるだろう」。筆者はまだ20代の若者ですが、ふとそんな立場になることを考えながらレポートしています。

取材日:2009年6月14日 (日)13時〜16時
場所:神奈川県立青少年会館別館 青少年サポートプラザ会議室
内容:
・神奈川子ども未来ファンドの1年の活動成果
・2009年助成対象団体の紹介
・昨年度2008年助成対象団体の成果報告


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●子どもは異邦人?
−大人にとって、子どもは異邦人に映るときがある−「あれはなに?これはなに?」と好奇心を胸いっぱいにして、キラキラと目を輝かせる子どもたち。そんな無邪気な目線で見つめられると、おとなたちはたまにドキっとする。胸が痛い。「自分にもあんなころがあったのかな・・・」なんて思ったりする。
20代の筆者がそんなことを思いながら、「2009年度 助成贈呈式・報告会 次第」と書かれた紙に目を通していると、式は、司会のFMサルースでパーソナリティーを務める西村奈歩さんのしとやかな挨拶で始まった。そして、今年度助成選考委員を務めた方やご来賓の紹介が終わり、昨年度の神奈川子ども未来ファンドの活動報告となった。

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●神奈川子ども未来ファンドの概要
 神奈川子ども未来ファンドは、2003年に設立した非営利の市民基金だ。子どもたちの多様な価値観を認め、子ども大人も生きやすい地域社会を作ることを目指し、集まった基金を元に、助成団体を公募する。
 2009年度選考委員長竹下宏之さんの総評で、開口一番に「急激な経済環境の悪化という状況が続き…」とあった。だがこの厳しい経済環境のなかでも、2009年度の助成金総額は450万円に増え、NPO団体の応募総数も昨年度より4件増え、21件となるなど、神奈川子ども未来ファンドは着実に成果を伸ばしている。

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●助成贈呈式の様子
 助成贈呈式が始まると、選考委員から助成が決まった9件の団体へそれぞれ目録が手渡された。目録を胸に抱え、緊張した面持ちで各団体の代表が謝辞を述べる。こちらは、9件の団体のパンフレットを眺めながら、活動報告を聞く。「どこも魅力のあるパンフレットを作るものだな」などと感心していると、子どもたちが笑顔で遊ぶ写真が目についた。“祭りで太鼓を元気よく叩く少女”や“サンタの衣装を着てなにやら遊戯会をする子どもたち”など、楽しげだ。それに、緊張しながらも誇らしげに自分たちの活動を報告する各団体のおとなたちを見ていると、「筆者も仲間に入れてよ」と思ってしまう。

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●ひとりでも多くの理解者を増やすこと
 障害児の余暇支援活動、子どもの冒険遊び場運営や、DV家庭から母親とシェルターに避難してきた子どものケア、青少年の自立支援、外国人の日本語指導など、昨年度助成団体の1年間の活動報告があった。どれも新しい視点があり、子どもの未来を思うとなくてはならない活動だと感じた。
 活動報告が終わると、子ども未来ファンド理事の西村博之さんから閉会の言葉。「民間から民間へ寄付の流れをつくる仕組みの重要性を日々感じています。毎回、ここで新しい活動とひとに出会えることを楽しみに思っています。助成された事業は、行政も動かし活動を広げていくという成果を挙げています。これからも、ひとりでも多くの理解者が増えて、応援の輪が広がることを願っています」。
 最後にみなで写真撮影。途中、看板がはずれるなどハプニングもあったが、そのおかげで緊張がとれ、みなよい表情だった。

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●子ども時代をふりかえる
 子ども学を提唱した佐藤美津男も述べている。−子どもについて研究するときは、必然的に自分の子ども時代をふりかえらずにはいられない−
 子どもは決して異邦人ではない。「最近の若者は…」などと決めつけずに、子どもたちの未来をただ願いたい。そして、子どもたちはおとなのパートナーであり、自分自身を振り返るきっかけにもなると思う。寄付を通して、そんなことがみえてきた。

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HP:http://www.kodomofund.com/
認定NPO法人 神奈川子ども未来ファンド事務局
〒231-0001 横浜市中区新港2−2−1 
横浜ワールドポーターズ6F NPOスクエア内
TEL:045-212-5825 FAX:045-212-5826
●参考文献:子ども学 その源流へ−日本人の子ども観はどう変わったか− 野上暁


●レポーター名: 星野 達哉(慶應義塾大学 4年)


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