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趣味のアマチュア無線が防災グッズにヘンシンする時

「CQ、CQ。こちらは……」の呼びかけで、広い範囲に応答を求め、見知らぬ人とも会話ができるアマチュア無線。携帯電話も使えない災害時には、アマチュア無線家が連絡・情報収集の助っ人に。

[取材先]非常通信協力会・港南支部
[レポーター]金子

 

●防災ボランティア    

 つぎつぎと襲う台風、続いて新潟中越地震。災害の様子が伝えられるたびに被災地の皆様のご苦労が思われます。港南区では大きな被害は聞かれませんが、防災について考えさせられることの多いこの頃です。
 防災訓練は毎年9月1日の防災の日を中心に各地域で行われています。10月10日(日)には防災拠点桜岡小学校校庭で防災訓練が行われました。大型台風が関東地方を駆け抜けた後で、そこかしこにちぎれた木の葉や小枝が散らばっており、防災の必要性がひしひしと感じられる日でした。 校庭に貼られたテントに高々と掲げられたアンテナ。その下に陣取って、マイクを片手に災害対策本部のある港南区役所と連絡を取り合っているのは、「横浜市アマチュア無線非常通信協力会」港南支部のメンバー。
 「横浜市アマチュア無線非常通信協力会」は、大地震などの災害が発生した時、情報の収集・伝達に、市内在住のアマチュア無線家が無線の機能を活用して役に立とうという趣旨のもとに、昭和47年4月に結成されました。有志が防災ボランティアとして登録、防災訓練にも参加しています。

 

 



テントわきにアンテナを掲げて本部と連絡

●町中のアンテナを探して
 アマチュア無線家の片山幸正さんが防災ボランティアに加わったのは4年前のこと。片山さんは、昭和二十年代に、当時まだ珍しく高価だったテレビを組み立てたりしていた工派(?)の高校生でした。自作の短波受信機に入る遠くヨーロッパからの放送……「地球の裏側と話がしてみたい」という夢を持ったのです。 平成9年、定年を前に、無線で地域に貢献できないかと再び資格を取得。自宅にアンテナを立てて間もないある日、突然、玄関に現れたのが協力会・港南支部支部長の佐野和義さん。佐野さんはアマチュア無線用のアンテナのある家を探して歩き、協力会への参加を呼び掛けています。こうして協力会の港南支部メンバーは今では百十六人。なかにはご夫婦で登録されている人も。片山さんも早速入会、前述の桜岡小学校防災訓練の当日は、佐野支部長と共に区役所の本部詰めを果たしました。 アマチュア無線家は片山さんのような機械いじりが好きな人、車で友人と連絡を取り合って遊びたいという人など、始めた動機はさまざまですが、「CQ、CQ。こちらは……」の呼びかけで、広い範囲に応答を求め、見知らぬ人とも会話ができるのが何よりの楽しみ。近ごろはインターネットに押され気味だそうですが、災害時には頼れる存在なのです。


 


一番大事なのは食.でも情報は命の綱.分担して頑張ります

●災害時に活躍するアマチュア無線
 防災訓練に参加すると、煙体験や耐震車体験など忙しく会場内を回ったあげく、炊き出しの豚汁などに舌鼓を打って「防災のことは分かった」と思っていませんか? 災害に遭われて避難されている方たちの様子が分かり、食料などの支援ができるのは、何らかの情報網が確保されていればこそ。電話は、大風や地震で電話線が切断されれば使えませんし、安否を気遣う電話などで回線はパンク状態。受信はできても発信できないなど、十分な連絡が取れなくなるでしょう。これは携帯電話でも同じこと。 阪神淡路大震災で被害状況をいち早く伝えたのは、アマチュア無線だったといわれています。無線は何しろ「線がない」のですから、切断の心配はありません。パソコンに繋いで画像を送ることもできるので、避難所の様子を災害対策本部に知らせるために大変役立ちます。
 港南区は、避難場所に指定されている小中学校の備品庫に専用アンテナを配備していますが、地域の様子に詳しい協力会からの情報は極めて重要だとしています。
 無線機に関して港南支部ではいざと言う時に必ず動作するように支部員が普段自分が使っている機器を持ち込む決まりになっているそうです。きめ細かな情報伝達は防災ボランティアの心意気にかかっていると言えるのでしょうか。

 

 
煙体験.煙は上に上がるので姿勢を低くしよう


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