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地域のつながりづくりから生まれる、地域活性化と企業の役割

横浜商工会議所南部支部が主催する、若手産業人交流セミナー「企業の社会貢献を考える」が3月11日、上大岡駅前の新光証券会議室でおこなわれた。

取材日:2005年3月11日
取材者:ころBOXレポーター 野崎智也

   

セミナーは二部構成となっており、一部は(株)アスピ代表の岩橋氏による代官山まちづくりについての基調講演。二部は港南区の事例紹介をもとにパネルディスカッションがおこなわれた。

一部・代官山のステキまちづくり

地図を利用して代官山と呼ばれる範囲を定義し、地区内の人口や代官山駅の乗降客数などをデータ化。用事がなければ立ち寄ることのない町であったことを説明した。

代官山が有名になった原点としてヒルサイドテラスの事例を紹介。地主の朝倉不動産が「地域に対して文化的な開放」をおこない、7期計画で約35年をかけて低層の建物を建築。槙文彦氏が設計を手がけ、建築的にみても非常に評価の高いものとなったことで代官山への注目度があがった事例を紹介した。

また、代官山に人が来ないことを解消するために、1975年〜1982年に「代官山交歓バザール」を開催。住民、企業、大使館関係者なども参加して盛り上がったが、次第に人が集まりすぎてトイレやゴミ問題などの環境問題が発生してしまい、82年に中止となってしまった事例も紹介した。

先に紹介したヒルサイドテラスは不動産業者による民間主体の開発だったが、代官山駅前の同潤会アパート跡地に建てられた代官山アドレスは、住民による民間主体の再開発として、それぞれの方法でまちづくりがおこなわれたことを語った。

代官山アドレス開発の際には、フォトコンテストを実施し、地域資源の探索につながり、結果として成果をあげることができたと述べた。また、建物のネーミングを一般から募集し「代官山アドレス」に決定。「アドレス」とは「正式な挨拶」という意味も含まれており、挨拶のできるまちにしたいという思いも込められて命名された。

まちづくりでは「ステキなものを発見することが大事」と強調し、一部の岩橋氏の基調講演は終了した。

岩橋氏の写真

一部の風景写真

代官山ステキガイドブック

   

二部・パネルディスカッション - 港南区の事例紹介

続いて、二部のパネルディスカッションでは港南区で活動している四名のパネラーが事例紹介をおこなった。

まちづくりフォーラム港南(代表名和田氏)では、社会貢献的な交流するための場作りとして顔の見える関係を作るためのたまり場をつくる実験をおこなったり地域情報の交流の場をインターネット上に展開する「ころボックス」事業を展開している。「ころBOX」は港南区役所の協働事業に認定され、事業費の5割が補助されるが、残りの財源は企業協賛をお願いしているが、実際には難航していると述べた。事業のコンセプト説明が不十分であることと、企業側が社会貢献ではなく宣伝広告分野の話だと捕らえてしまうことで費用対効果の話になってしまうことが原因と考えており、企業協賛のきびしさを述べた。

上大岡マスタープランの会(会長山野井氏)は、上大岡再開発のためにおこなった事例として、大岡川の清掃を紹介。大岡川でおこなっている灯篭流しも、川を綺麗にすることから始まったと語った。活動には企業からの参加者もあり、皆さんの努力で川が綺麗になってきていると述べた。また、上大岡の町は狭く災害にも弱かったことから、災害に強い街づくりを目指し、道路を拡幅した事例も紹介。地域の貴重な財産を提供してもらい、できることからやっていき地域の発展を目指す考えだ。

NPO法人市民セクターよこはま(石井氏)は、「誰もが“自分らしく暮らせる”まちづくりをめざして」をコンセプトに活動しており、政策の創造と協働のための横浜会議で実際におこなわれたフィールドワークのレポートを紹介した。港南区の人口推移や持ち家率のデータを示し、子育て、障害、高齢者、商店など地域で活動している60団体にヒアリングして集めたデータをもとに情報を整理し、それぞれが問題に取り組む現状を紹介した。

かみおおおかe-town(代表斉藤氏)は、地域情報を集めたいという思いから
地域情報のポータルサイトをスタートした。地域情報媒体を道具として、商店や企業、行政、地域団体など様々な主体が関われるプラットフォームづくりを整えることと、埋もれている地域情報の重要性について語った。今後の課題としてインターネットに関する啓蒙活動や、地域拠点での場づくり展開を挙げ、情報のつながりから生まれる安心感から、暮らしやすいふるさとづくりを目指すという。

最後のまとめで、市民がまちづくりを行っていくうえで、コーディネートする「人」や集い交流するための「場」「情報」などいくつか重要な要素があるが、市民団体などにとってハードルが高い「場」について、横浜商工会議所南部支部の若手産業人交流会として、支援・協力する方向性が示された。

市民が立ち寄りやすい利便性の高い駅前などに、まちづくり拠点が設置される事により、市民活動がより活性化し、暮らしやすいまちとなり、地域企業・商店にとっても有益であろう。そのためにも、地域経済団体や企業の協力支援が必要となるとともに、市民との橋渡し役となる中間支援的な「市民活動団体」との協働が期待される。

 

まちづくりフォーラム港南(代表名和田氏)の写真

上大岡マスタープランの会(会長山野井氏)の写真

NPO法人市民セクターよこはま(石井氏)の写真

かみおおおかe-town(代表斉藤氏)の写真

二部の風景写真



 

 

 
 
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