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ころBOXレポート>笑顔でつながる福祉ホームの手づくりクッキー
   
笑顔でつながる福祉ホームの手づくりクッキー

 

取材者:青木(レポート)、下公、大島、斉藤
取材日:2005年12月

   

タウンカフェの人気商品の一つ「クッキー」の製作現場「第2ひまわり」に行ってきました! 昨年10月にオープンした港南台タウンカフェには、沢山の小箱ショップが展開されていて人気の小箱ショップも多く出来ている中、すぐ品切れになるクッキーがあります。可愛いパッケージに甘さ控えめのクッキーで、年齢問わず女性に人気があります。
しかも作っているのが港南福祉ホーム第2ひまわりの障碍者の方ということで、ぜひ現場を見てみたい!と考えタウンカフェスタッフ4名が見学に行くことになりました。

■所員さんと職員の皆さんは作業中にも関わらず笑顔で出迎えてくれました!
師走も押し迫った昨年12月の下旬、私達が伺うと7名の障碍をもった所員さんと3名の職員がクッキー作りに励んでいる真最中でした。
クッキーの生地作りやパッケージのシール貼りなど各々の役割をしっかりと行なっていて、皆さんとても楽しそうに作業をされていたのが印象的でした。
(オーブンで焼く作業だけは安全上職員が行なっています)
全員帽子や白衣を身につけ清潔感があり、1つ1つ丁寧に作っていてまさに全てが手づくりです。
作業の行程や具体的なやり方については職員の方が、所員の方達がいかにやりやすくできるか、考え抜いて流れを作っているそうです。


ヘラで丁寧に生地を練る姿は見事です


オーブンの説明をしてくれている職員の岩田さん(右端)
そのそばでは所員さんも一緒に案内してくれています。

     

■港南福祉ホーム 第2ひまわりとは?

知的・身体の障害を持った人に、日常生活の訓練や軽作業・余暇活動を行ない、心身の発達と自立への援助を図り、あわせて地域の人々との交流を深め、平等に社会参加を促進する事を目的として設立され、現在はデイサービスを行なう「ひまわり」と作業所の「第2ひまわり」の2施設で受入れをしています。
私達がお伺いした第2ひまわりでは、お菓子作りを中心とした日中活動の支援のほか、生活支援事業として一時ケア、ショートステイ、余暇活動も行なっていて、現在は10名の所員の方が通所しています。

 
色鉛筆を使って一枚一枚違うデザインのチラシに変身します。
     
■第2ひまわり職員の岩田さんにお話を伺いました。
☆大変だった、お菓子作り
まずお菓子を作ろうと思った時に問題になったのは、いかに障碍をもった方に分かりやすく作業内容を伝えられるか、という事だったのでまずお菓子の作業行程を作りました。
もちろん営業許可も取らなければならず、最初はどんなお菓子を作るのか?そのお菓子はどうやって作るのか?こうした問題は近所のお店にご協力頂くことが出来ましたが、軌道にのるまでは大変でした。

☆クッキー作りなどの作業を通して、コミュニケーションを取れる力と生活力を養えるようにしています。
例えば、私達が作ったクッキーは地域のバザーや公共施設そしてタウンカフェなどで販売していますが、販売する事が所員さんの喜びにもなり、そこで得た収入を貯金する方もいて、「自分は給料を貰う大人なんだ」ということを自覚して貰えるようにしています。
またクッキーの材料である小麦粉やグラニュー糖など生活必需品の買い出しや共同でのクッキー作りなどの作業を通して、ひまわり内だけでなく地域の人達とも、相手の気持ちを理解し自分の気持ちを伝えるコミュニケーションをとれる様にしています。

☆地域の人達の理解を得る為にマナーを守り、定期的に販売も行なっています。
障碍をもった方が地域で生活していく為には周りの方達の協力は欠かせません。よって普段公園などで体操する時や買物に行く時等はマナーを守る事を心掛けています。
また、私達の活動を知って頂く為に様々な場で定期的に、お菓子を販売しています。また昨年10月からは港南台駅前のブックスキタミ2Fのタウンカフェでも販売するようになりました。
今までは公共の施設などで月に5-6会回程度販売していましたが、今後はタウンカフェでの販売や紹介により、以前から考えていた「地域の人に知ってもらう為には街の中で出店して、お子さまから高齢者の方まで幅広い層に「第2ひまわり」を知って頂きたい」という実践ができるようになりました。

 



クッキーの袋に貼り付ける、第2ひまわりのかわいいシール



このビラを見てくれる人の笑顔を思い浮かべながら・・・
一枚一枚心を込めて作ってます。


作業場の2階です。家庭的な雰囲気があふれ友人の家に遊びに来た気がしてしまいました。

     

■この取材を通しての感想
☆所員の方と職員の方達の姿を見て、学ぶ事が多くありました。
実際にお菓子作りの現場を見て、作れる数は多くはないけれど工場で大量生産されるものと違って人の心のこもった手づくり商品であり、これからタウンカフェで販売する際にはこうしたお菓子が出来上がるまでのストーリ−も買って頂く方に伝えていきたいです。
特に職員の方から聞いたお菓子作りの苦労話は、今では良い思い出になっているのかもしれませんが、お菓子づくりの行程作りから営業許可を取る事、そして、所員の方達に教えるのはとても大変だったのではないかと思います。こうした、第2ひまわりのメンバー全員の苦労の結晶であるクッキーを小箱ショップを管理させて頂く者として今まで以上に大切に取り扱っていこうと思います。

☆タウンカフェが地域住民と第2ひまわりの橋渡し役になれれば・・・
今回の取材を通して、第2ひまわり以外にもこうした地道な活動を通して、地域に貢献している作業所があるのではないか、ということです。
恐らく私も、この取材があるまでは、知らない事を多く知る事ができました。こうした情報をタウンカフェという地域のコミュティ・ステーションを通して私のような人達に伝える事ができると思います。



 


所員さんの生地を練る手さばきも見事なものです!


帽子と白衣で本格的な作業ですが、笑顔が耐えないアットホームな雰囲気で作業していました。

 

クッキーのパッケージに正確にシールを貼る為の便利な道具を使っていました。 どちらかと言うと私達の方が緊張していましたが、皆さん笑顔で話し掛けてくれました。 職員の岩田さんを囲んで取材を開始!岩田さんのお話はとても分かりやすく、勉強になりました。

執筆:レポーター青木

 


 

 
 
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