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港南図書館・生誕20周年(思い出、そして、これから)


レポート:沖 しんど
取材日:2007年1月
取材先:横浜市港南図書館

   
ぼくは横浜市の11番目の図書館として、昭和62年(1987年)1月21日の朝、馬洗川のほとりで産声をあげ、≪港南図書館≫と名付けられました。それから20年、お蔭様で今年ぼくは成人式を迎えることができました。
   
     

■思い出
馬洗川は鎌倉時代の尼将軍・北条政子が鎌倉からの途中、騎馬を洗った川と言い伝えられていますが、ぼくは馬洗川のせせらぎで産湯を使い、小鳥のさえずりを聞きながら育ちました。その川岸を賑わせている春暖の桜花爛漫や盛夏の深緑など、今でも季節の移ろいを楽しんでいます。
その当時(20年前)の日本経済はバブル景気のはしりで、首相は中曽根さんでした。夏の甲子園ではPL学院が優勝し、プロ野球セリーグ優勝は読売ジャイアンツ(王監督)で、日本シリーズでは西武ライオンズ(森監督)が日本一に輝きました。大相撲の横綱は千代の富士と双羽黒。レコード大賞は近藤真彦(曲名:愚か者)が受賞しました。
*生まれたばかりのぼくをお世話してくれた伊沢ユキエさん(現在中央図書館勤務)から、その当時の懐かしい思い出をお聞きしました。


『図書館の設計者は須山善三郎さんで、横浜の保育園をたくさん手がけた方です。子どもたちのためにいろいろ考えて、子どもの書架や絵本コーナーに可愛い飾りをつけて下さいました。絵本コーナーではどうぶつがしりとりで並んでいて、楽しそうに音楽を奏でています。このレリーフの作者は下川えりさんです。開館後、下川さんをお呼びした子ども工作会も開きました。その時の作品は小さな額に入って、参加した子どもたちの家にまで飛び出していきました。』

 

 

 

20年前・開館当時の港南図書館





■さらに、ぼくの生誕20年を記念して館員の仲間たちが、次のとおりイベントを計画してくれました。
(1) 2階の中央部に≪ティーンズ コーナー≫を設けました。
中高生を対象にした、進路や就職・部活や趣味・心や身体の悩み・一般常識や社会問題など、十代の若者の興味・関心をひくような書籍を揃えてあります。
(2) 2階の新聞棚の対面に次のとおり、港南区のいろいろな情報を閲覧できる≪港南 まちの情報コーナー≫を設けました。
≪広報誌、タウン紙、情報誌紙≫
○広報よこはま(港南区版) ○こだま(港南区民会議ニュース) ○タウンニュース(港南区版) ○はまかぜ(洋港版) ○横浜市営地下鉄沿線新聞 ○横濱タウン新聞 ○ころBOXレポート
≪地理、歴史≫
○港南の歴史を学ぶ会・会報 ○舞の里だより(舞岡公園小谷戸の里管理委員会のおしらせ) ○舞岡ふるさと村行事予定表
≪生涯学習、国際交流ほか≫
○あぷれんでる(港南生涯学習支援センター発行) ○港南ラウンジニュース(港南国際交流ラウンジ発行) ○上大岡心理ニュースレター ○ハーティーニューズレター(国際交流団体「ハーティー港南台」のおしらせ)
≪こども、子育て≫
○ひまわり活動報告(「街の先生」で子育て支援を行っているグループのおしらせ)
○こうなんだいいきいきプレイパークつうしん ○どんぐりハウス(港南台北公園にあるログハウスのおしらせ) ○子育てまち育て伝言板(子育て支援団体「子育てまち育て塾」のおしらせ) ○あそび隊!(親子遊びを通して子育てを応援するグループのおしらせ) ○港南区子ども会だより ○ちゅーりっぷ(子育てファミリーのための情報誌)
≪芸術、文学≫
○ひまわり通信(港南区民文化センター発行) ○象(かたち)(同人詩誌) ○地下水(同人詩誌)
(3) リサイクル ブック市を1月18日(木)から21日(日)の間、開催しました。401名の方に3,933冊をお譲りしました。
(4) 港南区の文化財のパネルを好評につき、年度内まで延長して展示しています。
(5) 講演会が1月21日(日)図書館2階会議室で開催されました。タイトルは『毎日を楽しく!〜生活のなかの科学〜』、講師は小川恵一(横浜市中央図書館長)で、19名の方が受講されました。


 


リサイクル ブック市の様子

     

■館長さんのお話
『図書館の役割の第一は、「資料、情報を求める人々に、早く、確実に、求める資料、情報を提供するものである」とされています。市民が、自ら判断し、決断しなければならない時に、偏りのない、全ての情報を用意し、提供できるようにしていくことが、生存権の保障にもつながる図書館の第一の使命と考えています。
こうした使命を果たすために、図書館は読書の楽しみはもちろん、子育て、社会生活、人生の悩みごとについての道しるべになる資料を取りそろえ、レファレンス(調べものや検索のお手伝い)を行い、また、小さなお子さんと絵本・物語との出会いの場であるおはなし会を催したりしています。その他学校連携などの様々な機能も持っていますが、いずれも利用していただくことによってますます充実していくものです。お客様の様々なニーズに合わせて図書館を活用していただけるよう、お待ちしています。』

 

 

■ぼくのこれから
ずいぶん以前から国民の本離れが憂慮されていますが、20年前と比べると国内の公立図書館の数は1.8倍、蔵書数は3倍にそれぞれ増えています。一方、最近の調査によると、1ケ月の間に本を読まなかった人は全体で20年前より12%増え、20代では2倍にもなっているといいます。相変わらず若者たちの読書の関心度は低迷を続けていますが、近年の中高年には読書の回帰傾向が若干見受けられ、2004年の全国の図書館利用者は2001年対比プラス13%、貸出し冊数はプラス12%、とのことです。
むかしの図書館は読書イコール優等生、文学少女・文学青年など、青少年の学習や文化的ハイレベルの象徴でもありましたが、若者の活字離れが著しい昨今では、図書館の雰囲気を変えるべき時代背景があるのかも知れません。少子高齢化や団塊世代への対応としてもいろいろな創意工夫が必要なのでしょうか。人間の知識への探究心は無限のような気がしますが、その修得の先には好奇心が待っています。未知の事柄の興味を辿って行く過程で、また新たな好奇心が芽生え、果てしなく続くような気がします。近年、電子書籍やブログなどのインターネットの分野が急成長していますが、図書による知識や教養のゆるやかな集積は、感性豊かな人格形成に効果的と思われます。
これからのぼくは単に学習の場・情報提供の場だけではなく、多様的機能施設であるべき思い切ったイメージチェンジが必要なのかも知れません。地域に密着したコミュニティーの場として必要なときだけでなく、日常の暮らしの中で気楽に立ち寄れる場所としてぼくに馴染んで欲しいと思います。インターネット関連はハイテンポで進化していますので、今後の課題として時代の趨勢を勘案しながら、その対応への取組みも必要かも知れません。 
なお、視覚に障害のある方へは、拡大読書器や対面朗読などのサービスも用意しておりますので、詳細はカウンターでおたずねください。
これからも皆さんの心のオアシスとして、心地好く過ごせるように心掛けたいと思っていますので、今まで以上に親しんでいただければ幸いです。
   

横浜市港南図書館
港南区野庭町125
TEL:045-841-5577
FAX:045-841-5725
市営地下鉄線 上永谷駅下車4分

ホームページ
http://www.city.yokohama.jp/me/kyoiku/library/chiiki/konan/

   

 

 
 

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