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地域と歩む横浜港南台商店会の地域貢献活動


レポート:トーマス
取材日:2007年1月
取材先:横浜港南台商店会

※文中に一部に誤解を招く不適切な表現があった事をお詫び申し上げると共に訂正させていただきました(2007年3月10日)

   
商店会活動と聞くと、地元商店の店主の集まりで、賑わいづくりのために売り出しやイベントを行うイメージがあるが、学生からシニアまで巻き込んだ様々なプロジェクトを行っているちょっと変わった活動を展開しているのが横浜港南台商店会。
そんな商店会活動の現場に密着したレポートをお届けする。。
 
     

■横浜港南台商店会のあゆみ
みなさんは商店街と聞くとどんなイメージを持ちますか?
地元商店の活性化やアーケード、くじ引き、縁日の金魚すくい、、、。

横浜港南台商店会では、1984年の設立後から、区民参加の「野鳥のさえずる街・港南台」実行委員会を設置して、巣箱の設置や里親モニターなどの活動を行ったり、住民参加のウォークラリー開催や、'92年の「港南台街づくりセミナー」から提案された「マロニエ」の街づくり、港南台ひかりの街づくり実行委員会への参加といった活動を、積極的に、地元自治会や大型商業施設、行政と共に推進してきた。

 







■タウンカフェの開設
こうした、地域に開かれた商店会活動をさらに推し進めるべく、2005年10月より、株式会社イータウンやまちづくりフォーラム港南と協働で港南台タウンカフェを開設。
コミュニティカフェの機能に加えて、港南台テント村やかわら版発行など、商店会の会員のみの利益ではではなく、地域のだれもが主体的に関われる場づくりを目的としているのが大きな特徴だ。
開設以来、地元で活動するNPOやボランティア団体、サークル、そして商売を営む方々など、思っていた以上に多くの方に活用されていることに驚かされる。
「いろいろチャレンジしてみないといけない。
まずはやってみよう。そしてダメなところがあれば変えていけばいいじゃないか。」
稲村昌美会長が、今年の新年、スタッフ交流研修会の席上ででそう発言するように、想いを持った人であれば学生だろうとシニアだろうと一緒に汗を流す姿勢は一貫している。
港南台タウンカフェ

 




     
■港南台テント村について
商店会の会員は、港南台駅を中心として会員店舗所在地が半径1-2km程度のエリアに点在している珍しいケースである。
そのため、いわゆるアーケード設置などのハード面事業を行うことが難しい現状がある商店会では、そういった特性をプラス思考でとらえたのか、ソフト面での地域活動を積極的に推進してきた。
例えば、1998年より開催してきた「港南台テント村」などはその良い事例であろう。
毎月1回(2007年より毎月2回開催予定)地域住民が気軽に参加できるフリーマーケットは、大変な人気であり、古着や家庭用品、雑貨などのリサイクル品から、地元の野菜や鮮魚など毎回50ブースが会場内にひしめいている。

このテント村でも、タウンカフェ開設後は、フリーマーケットだけでなく、横浜NGO連絡会と共催で実施した国際協力まつり、横浜港南台ロータリークラブ主催のちゃんこ鍋、新潟の被災地応援団「えちごそうる」や神奈川地モノ市実行委員会と開催したイベントを始め、まちづくりフォーラム港南による地域交流のオープンカフェ、鉄道イベントなど、イベントや活動を通して、様々な団体との協働の場となってきている。

特に、神奈川県のNPOと商店街の連携事業で実施した、タイ障害児の絵画展・写真展(NPO法人FHCアジア障害者パートナーズ共催)をきっかけに、昨年7月に実施した、港南台国際協力祭り(横浜NGO連絡会主催)などは、地域でのつながりづくりの大きな成果のひとつであろう。
港南台テント村

 





   

■ウォークラリー〜若者の活躍の場と機会
そんな中、イベントに参加協力していた、高校生や大学生を中心としたボランティアスタッフが中心となって、イベント企画なども行うようになってきた。
2006年11月11日(土)に開催された「港南台子どもウォークラリー」もそのひとつ。

このイベントは、テント村会場を発着点として、地域のお店や企業を少人数グループで訪ね歩くという活動である。
地元のお店を再発見するために、「スタンプをもらって・・・」という形式的なウォークラリーではなく、お店の人とコミュニケーションをとるために、子どもたち自身でお店の様子や特徴、商品などを写真に収めるという方向性をもたせ、できる限り引率スタッフはサポート役に徹するようにした。
当日は、文房具店やフレンチレストラン、住宅展示場、お茶屋さんなど多彩なお店を3つのコースに分けて、合計17名の子どもたちと11名のボランティアスタッフが、時折り激しく雨が降る街中を歩いた。

 

昔ながらの商売を営むお茶屋さんやお煎餅屋さんでは、子どもたちが家庭的名雰囲気のお店で、店主さんやお店の方と商品以外の世間話もしたりり、レストランで厨房を覗かせてもらったり、自動車修理工場では、子どもたちに余り見る機会のない車の底面を見せるために、車をジャッキアップして準備していてくださったりとふれあいの機会も多くみられた。

また今回初めて、港南台第二小学校の「父親の会」のメンバーの方にも、ボランティアとして引率していただくなど、思いもよらない輪が広がった成果も大きい。
参加した学生のボランティアスタッフの平野さんは、
「協力してくれたお店への連絡体制や、子どもたちへ伝えたい事が活動の中でやりきれなかった。雨の影響もあったのでまた次回、今度はもっと地域のいろんな人を巻き込みながら実施したい」と次回開催への意気込みを熱く語る。

 


 



     
■商店会の勇気と心意気に感動
参加した、ボランティアスタッフは、殆どが初めての経験ではあるものの、
参加者募集のちらし作成から、小学校への飛込みでの生徒用チラシ配布依頼、協力店舗への依頼、当日のトン汁作りや報告書作成まで、殆どを自分たちの手で実践することができた。
お店に協力依頼するための電話一本かけるために、何をどう説明したらよいのか?引率ボランティア募集はどのように告知したら?カメラの手配はどうする?
そんな一つ一つの課題を、自分たちで考え実践していく過程が大切であり、その結果地域の商店との関係性も少しずつ生まれてくるように思える。


商店会としては、これまでの週1回事務作業スタッフを雇用しての、テント村受付や一般事務処理などが日常的な主たる活動であったが、タウンカフェの開設に伴い、受付事務等もタウンカフェ窓口にて行う常設機能を持ち、さらにこういった形で日常的に地域の学生ボランティアなどが活動を行える環境というのは、これまであまり例のない活動であるがゆえに、慎重にならざるを得ないケースも多いと思われる。にも関わらず、、このような大胆?な役割を学生たちに担わせている商店会の心意気には改めて感激させられた。


 

 

     
■終わりに
「かわら版やテント村も会員だけのメリットだけではなく地域のだれもが自然に関わりを持ち、結果として地域が元気になっていく。
そんな気持ちを持ち続けないと街づくりはうまくいかない。」と語る稲村会長の姿には、見えないものに対する不安や憶測よりも、気持ちを理解した仲間で動く組織の大切さを教えてもらっているような気がする。

現在は、活動面だけではなく、かわら版発行や若者の人材育成等にかかる資金面での協力を求める「地域サポーター制度」にも取りかかる広く仲間を募っている横浜港南台商店会。
会員店舗のためだけではなく、街で暮らすすべての人々が、生き生きと自分らしく生活できるまちづくり。
そんな姿を目指す横浜港南台商店会の活動に今後も期待したい。

 




横浜港南台商店会
横浜市港南区港南台4-17-22 キタミビル2F
045-833-5944
ホームページ  :http://www.konandai.net/

 

 

 
 

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